練上手・練り込み

「練上手」「練り込み」とは、いずれも複数の異なった色土を重ねたり、模様を組んで成形する陶芸の装飾技法の総称です。ちなみに「練上手(ねりあげで)」と読みます。「ねりじょうず」ではありません。

古くは「練上手」です。
茨城県笠間市、月崇寺住職でもあった松井康成(1927-2003)氏が1993年(平成5年)に重要無形文化財「練上手」保持者(人間国宝)に認定されています。伝統的な技法としては「練上手」ですね。

「松井康生練上作品集1985-1990」講談社 1990

最近は「練り込み」が増えました。
東北芸術工科大学名誉教授だった「違いの分かる男」會田雄亮(1931-2015)氏の陶歴書です。
「練込(ねりこみ)の器」で紹介されています。

會田雄亮忍野窯 http://www.yusukeaida.co.jp/ec/

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