練り込み陶芸入門
 
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色見本をつくろう



練込みの作品をつくる前に、10%、5%、3%、1%の顔料を含んだの色見本をつくってみましょう。
黒い色土のドベ(ドロドロにした粘土)を使います。接着と色土の境に黒い筋をつけるのが目的です。


 

色粘土(陶試紅)10%、5%、3%、1%、と白粘土を用意する。


 

右から色粘土10%、5%、3%、1%、白粘土で10cm程度のひも状にのばす。
ひも状の粘土の両側にタタラ板8mmをおき、粘土のばし棒をころがし、粘土をのばす。


 

8mmの厚さにのびた粘土。
黒い色土のドベ(ドロドロにした粘土)を用意、乳鉢ですっておく。


 

黒ドベを筆で粘土にぬる。接着剤にもなる。
順番に積み重ねる。


 

すべて積み終わったところ。
タタラ板を使い、7mmにスライスする。


 

スライスした粘土をはがす。
形を整え成形終了。


 

素焼き後に、透明釉をかけたところ。
1250℃で本焼き、完成。



色見本

M460ピンク              P40黄               M120黄
  

M6000トルコ青            T505濃々青            T9赤茶
  

M55グリーン             T500ピーコック          M700黒
  

白い土にするために、白の顔料(ジルコン)を混ぜて色見本をつくりましたが、色はほとんど変わりません。白色は“白水ひ”の粘土をそのまま使っていますが、顔料を多く含ませる時は、収縮率を合わせるために白の顔料を混ぜた方が歪みやひび割れは少ないです。



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